ヘアカラーとオイルの相性

先輩の知恵

私がヘアカラーに関わりだした頃の話

1980年ころ、ヘアカラー施術の際にオリーブオイルやスクワランなどを別途購入して染液に数滴たらして使うことが流行っていました。結果はいつもよりふんわりと仕上がり、ツヤもよいので顧客には好評だったようです。

このとき使うのは、乳化したもの、例えばトリートメントや乳液より油を直接加えるほうが効果的だったようです。ヘアカラー剤の性能が上がった、ヘアケアの技術が進歩したなどのせいでしょうか、今ではあまり聞かれない手法ですが、今試してもよい結果になります。

私なりにこの技術をアップデートすると、ヘアカラーを塗布し所定時間放置のあと乳化しますが、乳化後の水洗の後にオイルを塗布し馴染ませてからシャンプー、コンディショナーで仕上げると髪の柔らかさ、ツヤ、ハリによい結果が出ます。しかも2、3日効果が続きます。ひと手間増えますが、効果は手間を超えると思います。

プレシャンプーのオイル

さらに進めると、ヘアカラーを塗布した髪にオイルを後から2~3g程度上塗りして置くと

似たような効果が得られます。

この現象の背景にあるのは、ヘアカラーによる脱脂が仕上がりから2、3日後の手触りの悪化に影響しているということです。

次に、どんな油が効果的かというと、スキンケアの専門家に教えてもらった皮脂に近い性質の油Mixが試した中では仕上がりのさっぱり感やツヤの良さで優れていました。

髪の脱脂による悪影響はこの油で結構解消されます。

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