髪の素敵な性質の活かし方(色彩の理解)

色-髪色 ヘアカラーは髪色を調整して、美容効果を求める技術です。 髪の色調整は、単に色の変化や均一化だけが目的ではなく、 健康に見せる、性格や人格についてのイメージ形成、 アイキャッチなど色変化の結果起きることを含めての美容効果です。 したがって色彩学的に色の特定をすることと合わせて色の持つ機能を知ることもヘアカラーの必須科目です。
まずは、色彩という見た目について
色というのは、人の側で感じていることで
対象の性質ではありません。
下図の色相環の部分は感じる色の関係。
下の直線に並び替えたものは光の物理的な関係を並べたものです。可視光(目に見える部分)の中で波長を基準に並べたもの。

人の側で感じるというのは、センサーとしての目の細胞がどう働くかと、センサーからの信号をどう感じるにつなげるかということです。明るさをとらえる桿体細胞と色を感知する錐体細胞があり、錐体細胞はRGBそれぞれに反応する色素細胞があり、それぞれの細胞の信号を組み合わせて色を認識します。
色の3要素 は 色相・明度・彩度 といわれます。上の説明にあるように 明るさと色彩情報は別の細胞で感知するので、”まとめて見た目で色”ではなく、要素に分けて理解すると混色も色の理解も簡単になります。
色の認知の図中 wは白、Rは赤、Gは緑、Bは青、Yは黄色、BGは青緑、Pは紫を示しています。

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