ひろし庵 ライブ2回目

ひろし庵 ライブ2回目

2018年2月27日(火)
昨年の11月7日以来の、ライブでのひろし庵を開催しました。
場所はアンサルト様のご好意で青山店を今回もお借りすることができました。
前回、ヘアカラーについて最近考えていることをお話ししました。
ヘアカラーの褪色やダメージ対策のまとめの模造紙原稿を使ってお示ししましたが、4時間くらいに区切って5~6回分の量だったので、お話というよりお見せした感じで終わってしまいました。
今回はその中から、染めるときの色素の位置の効果や影響について、色鉛筆で色付けした(かなりの進歩)模造紙原稿でお話しました。

そう! 色素を深く入れたり、浅く入れたりってコントロール可能で、その結果は染毛結果のバリエーション、耐褪色性に影響するんです。
というような内容で2時間ほど参加していただいた皆さんと一緒に見ていきました。

後半は今までのひろし庵のブログの記事で、議論を深めたいところをご質問に対するお答えという形で進めました。


ヘアカラー後の乳化について、処理に必要な時間や水の量など具体的な操作に関するご質問や、ブリーチする際には髪を乾燥してからの方が効果的という実感に基づいたご指摘がありました。 その場で問題の内容がはっきりとし、対応や解釈もすぐにできるという
ライブならではの遣り取りができ良かったと思っています。

乳化の効果はリフトにも効くのだろうか、チェンジリンスのプロセスの違いなど乳化という同じ言葉で効果として違う処理をしていることが、あぶりだされたと思います。

乾いた髪に塗布するのと、生乾きの髪に塗布するのとの違いについては、キーとなる現象は膨潤でした。私が主張している生乾き状態と、来られた時の乾いたままの上に薬剤の塗布の違いを見ていくときに、シャンプー後のドライヤーで乾かした状態がいずれに分類したらよいのかといった問題です。この件はまたブログで説明します。

そのほかに界面、透過光と反射光の違いなどについて話し合ったり、直接お話しできてよかったと、感じています。

ということで、調子に乗って次回は5月に開催できるよう計画します。
ついでにテーマも決めましたのでお知らせしておきます。

時期 テーマ
3回目
5月中旬 ・染めた色を美しく保つ方法
・褪色をどのように防ぐか
・色をきれいに見せる方法
4回目
7月中旬 ・髪のダメージの原因とそれを避ける方法
・損傷の修復-昨日の補強など
5回目
9月 ・未定(この時点で気になっていることや
ライブでの関心の高かったことをテーマにします
6回目
11月 2回目~4回目までのレビュー

2回目も刺激的で勉強になりました。
ご参加いただいた皆様ありがとうございました。
以上



シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする