髪色を研ぐ
仕上がりに付加してバリエーションを広げたり、グレードを上げるのに使える
方法を列挙します。
A 透過光と反射光をうまく使うために、キューティクル層の透明感を高める。
表面の凸凹や引きつりを修正して(ストレッチ操作)、水分量を適正に保つことで、キューティクルの透明感は向上します。
B キューティクルの状態をそろえる。
親水性や撥水性を健康毛に近づける。
C 酸化染毛剤でベースカラーをいれ、メラニンの濁りを取りながら色のベースとなる色を毛髪内に配置する。
中心に近いところをグレーにするのと外側をグレーにするのとでは効果が違うので、染毛の順が重要です。
D 残留ティントの持つ濁りをビタミンC(薬局でアスコルビン酸として入手できます)
で取る
(1%の水溶液でできます。酸化されやすいので使うときに作り、作り置きはしない)
E コーティング
酸化染毛剤でも酸性染料でもきれいに出る黄色をコーティングすることで明るさを付加できます。つやを望むときはオレンジ色、暗めに落ち着けたいときは青色が適当です。
(ほかの色の効果)
- 赤で鮮やかさを加える
- 緑でクールな印象を加える
F仕上げは、Oilを塗布後Shampoo-Conditionerで徹底的にツヤを増強する。
以上